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札幌支社編集部三谷 大知

2019年入社/社会科学部卒
社歴
2019年4月~ 札幌支社編集部
三谷 大知:プロフィール写真

先輩インタビュー

Q 入社の決め手は何でしたか?

決め手は会社説明会での先輩社員の言葉です。時事通信の魅力を「新人のうちから活躍できる」と力説していたことを思いだし、入社を決めました。
その言葉通り、私は今さまざまな分野の取材をしています。現在は警察と裁判所を中心に担当していますが、いざ他の分野で大きな出来事が起これば、自分の仕事と並行しながら取材をして原稿を書きます。
例えば昨年の参院選では、汚職事件で1度は政界から身を引いた注目議員の事務所に詰め、議員の当選と政界復帰に立ち会い原稿を書きました。担当の仕事を1人で行うなか、畑違いのスポーツなどを取材することもあるため、常に優先すべき順序を考えながら行動する必要があります。
このように当社の記者は他社に比べ、新人のころから多分野の取材を任されたり、大舞台に立つことが多いです。時には大きな事件やイベントが重なり、失敗したり悩むこともありますが、自力で書いた記事が契約紙などに掲載してもらえた時の喜びは何物にも代えられません。

Q 現在の主な仕事は何ですか?

警察と司法を担当しています。警察取材では昼夜を問わず発生する事件・事故に対応し、管轄する警察署や消防署、現場付近の住民の方を取材します。時には、被害者の遺族や関係者に取材を申し込むこともあります。メディアの過熱報道が問題視されている一方、どうすれば被害者の声を届けられるか、事件・事故の風化をどう防げるかを常に考えながら取材にあたります。
司法取材では主に裁判傍聴や原告団の会見を取材します。司法取材は裁判の予定などが事前に知らされるため、警察取材と比べ時間をかけて取材し、原稿を執筆することが多いです。また、読者にはあまり馴染みのない用語が多く登場するため、よりわかりやすく密度の濃い記事が求められます。

Q 印象深かった仕事は何ですか?

昨年6月に札幌市中央区で発生した2歳女児の衰弱死事件です。児童虐待などの容疑で母親と交際相手の男が逮捕されました。
事件の取材を進めていくうちに、家庭訪問を行い女児の状態を把握していた警察と児童相談所の連携が上手くいっていなかったことが明らかになり、全国ニュースに発展しました。報道を受け、行政は虐待に対する体制を再度見直しましたが、「救えたはずの命が救えない」虐待事件は全国的な問題で、一向に減らないままです。
記者は犯人を逮捕することも、処罰することもできません。ですが、事実や原因を追及し記事にすることで、悲惨な事件を未然に防げる可能性はあります。そのために事件・事故が起きたとき、出来事だけを捉えるのではなく、読者の心に訴えかけられる記事を書くことが記者の一つの大きな役割だと思います。
赴任して1カ月足らずでしたが、記者としての自分の無力さと、情報を発信する報道機関の責任を痛感した出来事でした。

Q おおまかな一日のスケジュールを教えてください

三谷 大知さんの一日

7:00
朝食後、目覚めのコーヒーを飲みながら、新聞やテレビニュースに目を通す。
この時間より早く起き、取材先の家に向かい取材することもある。
9:00
所属している札幌司法記者クラブと北海道警記者クラブに出勤。
裁判予定や朝までに発生した事件・事故をチェック。
10:00
捜査1課が毎日行う記者レクチャーに参加。事件・事故で気になった部分を質問する。
11:30
昼のニュースチェック。午前中までに起きた出来事の多くは、この時間帯に放送される。 他社がスクープを流していた場合は急いで後追い取材し、夕刊帯の締め切りに間に合うようにする。
13:30
夕刊帯の締め切りが終わり次第、昼食。先輩記者への悩み相談や、同業他社の記者と情報交換する大切な時間。
行きつけは札幌名物スープカレーの店。
15:00
裁判所で裁判傍聴。注目度の高い裁判員裁判や民事訴訟では、弁護士に取材し原稿を執筆する。傍聴などの予定がないときは、自治体の取り組みや、読者の目を引くようないわゆる「暇ネタ」を探す。
17:30
警察記者クラブに戻り、再度、発生事案を確認。
朝と同様、関係者に取材することも。
19:30
帰宅。翌日の予定を確認。

Q 休日の過ごし方を教えてください

カメラで写真撮影をするなど、外にいることが多いです。
カメラは取材でも頻繁に使用するので、休日でも積極的に写真を撮るよう心がけています。札幌には大通公園や北海道大学など都市の中に自然があり、季節によって風景が変わるため、被写体には困りません。直感的に「良い」と思ったものを撮影するだけでも、技術は少しずつ向上するのでおすすめです。
また、仕事の移動中に見つけたご当地のレストランに行くことも、楽しみの1つとなっています。
このように、休日は地方の魅力を堪能してリフレッシュしています。